自分の壁を超えるとき
4年生のAちゃんが自分の壁を超えました
出来ているのに必要以上に慎重にピアノを弾くAちゃん
ひとつのミスタッチでも、意気消沈しどんどんと固くなっていく
そんなパターンが現れだしたのは、小学2年生でした。
それまでは、とてものびのびと音も軽やかで流れるように、踊るように
演奏する子でした。
なのに・・・ここ2年はとても苦しそうでした。
なのでAちゃんのレッスンは8割が心の持って生き方の練習でした。
音も読めて、リズムもわかり演奏する準備はできています。
あとはマインドの問題のみ
はじめにやったことは
ミスタッチした後に、「あー」と言う口癖をやめること
間違っても次次に進むこと
出来たことについては、前と比べて喜んでいいけど
出来なかったことについて自分を責めないこと。
その他たくさんありますが、Aちゃんに対しては
思いっきりすべてにOKを出してきました。
そして、今出来ないと思っているけど
今の練習は確実に積み重なっていること
コップに水を注ぐように、いつか自分がやってきたことが
いっぱいにたまってあふれてくる
それを楽しみにしていようと話してきました。
ようやく昨日、彼女のコップにたまった努力があふれてきました。
確実に先週と音が違います
そして音が流れるようになりました。
感動です
本人も自分が何か上手になったと感じていました。
足かけ2年ようやくAちゃんが自分の壁を超えた瞬間
その場に立ち会えてとても幸せでした
しばらくはこの感覚を楽しみ
また次のステップへと進んでいくんでしょうね
Aちゃんへ
ホントに良く頑張ってるよ
Aちゃんに弾いてもらいたがっている曲がたくさん待ってるよ
音が違ってもいいじゃない
楽しく・気持ちよく弾いていこうよ
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